熊野速玉大社(くまの はやたまたいしゃ)      Kumano Hayatama Taisha Shrine       12.NOV.2005   天空仙人の神社仏閣めぐり

熊野速玉大社 Official Page

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熊野速玉大社 熊野速玉大社
「鳥居」「神門」
TORIISHINMON
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熊野速玉大社 熊野速玉大社
「拝殿」「拝殿」
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熊野速玉大社 熊野速玉大社
「扁額」
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熊野速玉大社 熊野速玉大社
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熊野速玉大社 熊野速玉大社 八咫烏の門帳
「扁額」「八咫烏の門帳」
HENGAKUYATAGARASU MONCHO
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熊野速玉大社 熊野速玉大社
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熊野速玉大社 熊野速玉大社
「熊野牛王符」「絵馬」
KUMANO GOOU FUEMA
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熊野速玉大社 熊野速玉大社
「弁慶像」
BENKEI-ZO
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熊野速玉大社(くまの はやたまたいしゃ)

Kumano Hayatama Taisha Shrine

和歌山県新宮市新宮1

1,Shingu,Shingu-Shi,Wakayama


熊野大権現

熊野速玉大社略記


                               検校法親王

なぎの葉にみがける露のはや玉を

むすぶの宮やひかりそふらむ


速玉とは、宏大無辺な熊野権現の

映え輝く御神霊を讃えた御名なり

誰とても 欽仰の心あらば

などか神徳にあずからん


山は重畳として連なり、果ては海に達するところ

海は果てしなく広がり、南海より波うち寄するところ

厳しくも、美しく豊かな自然の中に生まれた神々は、早くから儒教仏教などと融合し、熊野信仰と いう特色ある精神文化を築いてきた。

熱烈な熊野信仰は、蟻の熊野詣での諺を生み、たとえいかなる立場であろうと、速玉大神を仰ぎ慕 う心があれば男女の別なくお救いくださり、必ずやその心願は成就すると信じられている。まさし く、映え輝く大神徳は永遠に宏大無辺である。

平成16年(2004)7月7日 世界文化遺産登録


御由緒

熊野速玉大社は、悠久の彼方、熊野信仰の原点、神倉山の霊石ゴトビキ岩(天ノ磐盾)をご神体と する自然崇拝を源として、この天ノ磐盾に降臨せられた熊野三神(熊野速玉大神、熊野夫須美大神、 家津美御子大神)を、景行天皇五十八年の御代(西暦128年)初めて瑞々し神殿を建ててお迎え したことに創始いたします。

我々の祖先は、美し国熊野に坐しますこの真新しい新宮に大自然の恵みを献じて神々を斎き祀り、 感謝と畏敬の心を込めて祈りを捧げながら、最も神社神道の特色ともいうべき清め破いを実践して まいりました。

このように、原始信仰から神社神道へと信仰の形を整えていった厳儀を、未来永劫にわたり顕彰し 続ける精神をもって「新宮」と号するゆえんであります。

この尊称は、まさに熊野速玉大社が、天地を教典とする自然信仰の中から誕生した悠久の歴史を有 すことの証といえるでしょう。

中世、熊野御幸は百四十度を仰ぎ、第四十六代孝謙天皇より「日本第一大霊験所」の勅額を賜り、 また千二百点を数える国宝古神宝類が奉納され、全国に祀る熊野神社の総本宮として厚い信仰を集 めております。

また、境内には、熊野信仰の象徴たる「梛の大樹」が繁り、熊野神宝館や熊野詣を物語る「熊野御 幸碑」などがあります。


熊野権現信仰(三山三世信仰)

熊野権現信仰は奈良朝に起り、神仏習合の流布にともない、熊野速玉大神は薬師如来として、熊野 夫須美大神は千手観音に、家津美御子大神は阿弥陀如来というように、神々はそのままでは俗世に 御姿を現わすことは出来ないので、仮に仏に御姿を変えて現れると説かれた。

熊野三山は、衆生の苦しみや病いを癒し、過去世の業を救済して現世安穏の御加護を垂れ、来世( 浄土)に導いて下さる御神仏のまします常世として位置づけられ、古来から「滅罪と甦り」を求め て多くの信仰者が訪れています。


古神宝

平安初期の御神像をはじめ、室町時代に調進された古神宝類は、天皇・上皇・将軍家・大名家から 奉納されたもので、実に一千二百余点に上る膨大な質量である。

これらの精華は今日全て、国宝・重要文化財に指定され、彩絵桧扇・蒔絵手箱・御装束など稀有の 御物として、熊野信仰を語る上で欠く事の出来ない逸品であります。人々の当大社に対する畏敬の 念と神迎えの喜びの心が、伝統ある神事となり、また奉納されたこれらの神宝となって、熊野神宝 館をはじめ全国各博物館に保存展示されています。


熊野神社の流布

熊野三山を源とする熊野神社は、全国隈隈に及び三千数百社を数えます。なかでも御祭神が当大社 主神である速玉大神・夫須美大神を祀る御分社が全体の七割近くを占め、さらに「新宮」「速玉」 と名の付く神社が数多く見受けられます。このように熊野信仰が全国に広く浸透していった背景に は、熊野修験・熊野比丘尼の存在があります。比丘尼達は、熊野曼荼羅・梛の小枝、そして熊野牛 王符を携えて、津々浦々で御神徳を説いて語り、熊野信仰は全国に伝播していきました。


神鳥「八咫烏」と「熊野牛王宝印」

熊野大神のお使いである三本足の「八咫烏」は、神武天皇が熊野山中で道に迷われた時、大和の国 に入る道先案内をつとめたといわれています。

この「八咫烏」を絵文字化した神札「熊野牛王符」は、千年札・おからすさまとも称され、あらゆ る災いを防ぎ、病いを平癒する護符と崇められると共に、誓約書や起請文にも用いられ熊野詣の人 々は、必ずこのお札を受けることを慣習としています。

この熊野牛王符を題材にした古典落語「三枚起請」では、遊女が牛王符の裏に書いた起請文を複数 の旦那に渡し、それを知った旦那達とのやりとりが語られていて、千年の昔から伝わる熊野牛王宝 印の霊験が人々の間に広く浸透していた様子が窺われます。


特殊神事(和歌山県指定無形民俗文化財)

○例大祭   神馬渡御式   十月十五日

速玉大神が神馬で御旅所へ渡御され、「杉のお仮宮」で古儀な神事が斎行される。

○御船祭           十月十六日

結大神が神輿、神幸船で熊野川を遡りながら、お伴の早船九隻が御船島を廻って競漕を仔う。紀南 随一の秋祭りとして多くの参観者で賑う。

○扇立祭           七月十四日

神前に立てられた彩絵桧扇に神が降臨され、災難を祓い幸福を招く神事。

○お灯祭            二月六日

神倉山で斎行し、白装束に身を固めた上り子が駈け下る勇壮な火の神事。


授与品

○熊野牛王符

熊野権現の神使・八咫烏で神名を表した有名な護符。古来、起請文に用いられ、盗難除・厄除・病 気平癒等の御神徳がある。

○なぎ人形

御神木「梛」の実で奉製した当大社独特の柱掛け神札。家内安全・縁結びの信仰がある。

○なぎ小苗

実生の苗で、この木を植えると、御神徳のもと家内安全・繁栄するという。

信仰篤き者には、このなぎの葉に熊野権現のお告げが表われるという。


熊野権現講(お申し込みは社務所までご連絡下さい)

当大社崇敬者の集いで、宏大無辺の御神徳を敬仰し、神域・神事の護持を目的としたものである。

講員には次の特典がある。

○御日供祭で講員の安泰を祈願する

○各祭典のご案内

○講員特別神符と暦の送付

○ご参拝に際して、昇殿参拝の奉仕

○社報「熊野権現」の送付


熊野神宝館

開館時間・午前九時から午後四時

拝観料・大人500円、子供無料


交通アクセス

東京方面からは、新幹線にて名古屋駅で乗り換え、大阪方面からも同様にJR紀勢本線にて新宮駅 下車、徒歩十五分。

◎正式参拝と熊野絵解を御奉仕しています。ご希望の方は、どうぞお申し込みください。


日本第一大霊験所

全国熊野神社總本宮

熊野大権現

熊野速玉大社

和歌山県新宮市新宮一番地

熊野速玉大社略記より


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