待乳山聖天(本龍院) MACHIYAMA SHODEN(HONRYU-IN TEMPLE) 神社仏閣めぐり

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「待乳山聖天(本龍院)」


待乳山聖天(本龍院)

MACHIYAMA SHODEN (HONRYU-IN TEMPLE)

東京都台東区浅草7−4−1

7-4-1,ASAKUSA,TAITO-KU,TOKYO


御利益

夫婦和合、縁結び、商売繁盛


◇聖天さまの信仰

当山の聖天さまの霊験あらたかなことは、昔より広く知られております。 十一面観音菩薩を本地仏とする聖天さま(大聖歓喜天)は、仏法を守護し、 仏道を行ずる人々を守護する天部の神様でありますが、私たち衆生の迷いを救い、 願いをかなえさせてくださる大きなお力を持っておられます。

《浴油祈祷》

浴油祈祷は、聖天さまを供養する最高の祈祷法で、当山では毎朝欠かさず修されております。 祈願を申し込まれますと、行者が七日間厳修いたします。

《大根と巾着》

境内各所に印されてあります巾着や大根は、ご信心をされて祈願をすることによって 得られるその御利益を端的に表したものです。

大根は人間の深い迷いの心、瞋(いかり)の毒を表すといわれており、 大根を供えることによって聖天さまがこの体の毒を洗い清めてくださいます。 そしてその功徳によって、身体を丈夫にしていただき、良縁を成就し、夫婦仲良く 末永く一家の和合を御加護頂けます。 巾着は財宝で商売繁盛を表し、聖天さまの信仰の御利益の大きいことを示されたものてす。

◇待乳山の歴史

当院の歴史は縁起に出ておりますように古く、特に江戸時代中期には、境内弐千七百八十七坪、 下町の中に鬱蒼とした小山は一きわ目立ち、本堂初め山内の末社、山門仁王門神楽殿額堂等十数棟あり、 付近の聖天町聖天横町金竜山下瓦町等を氏子に持ち、墨田川の眺望がよく有名画家の錦絵にも描かれ、 詩や歌にもよまれて江戸名所の一つとして知られ、文人墨客の訪うもの多く、 為に麓の参道には掛茶屋が軒をならべたと伝えられています。

震災戦災に遭って、現在の本堂は昭和二四年再建に着手、以来八年の歳月を経て三六年秋完成、 建坪七三坪 (約236.52平方米)鉄骨鉄筋権現造り、耐震耐火に意を用い、 内部は木部漆塗仕上豪荘で旧本堂の様式を踏襲し、内々陣内陣外陣に分れており、 又外陣格天井には堅山南風画伯揮毫による墨画の竜と、左右に極彩色の天女、 内陣両壁襖に日月の画が奉額されてあります。 昭和四十八年には唐破風造の鉄筋二階建信徒会館が完成し、大広間で毎月催しが行われています。 その後、平成二年には洗心閣が建てられ、二階には茶室、三階には写経奉安所があります。


待乳山と尊天鎮座のいわれ

待乳山は、浅草は隅田川の西岸に望む海抜九米半、わずか千坪に満たない小丘陵でありますが、 下町の平坦な地の一画に、うっそうとした木立に囲まれた優美な山の姿が、遠い昔から多くの 人々の関心を呼び起こしてきたといえましょう。

「武蔵国隅田川考」(中神守節述)によれば、「真土山は隅田川のほとりにて、西の方なり、 此所を山の宿といえるは、真土山あつてよりの名なるにや、古くはよほどの山にて、 うち開きたる所とおもわるれど、いまはわずかな所にて、その上に聖天の宮居ありて、 自然の山というべくも見えず、後世つきたてたるごとし、」とあり、 今からおよそ三百年前、萬治、寛文のあたりまでは、逢かに大きな山で、極めて風景の よき所であったろうと、述べられています。

明治初年の頃までは、それでも僅かに往時の面影を止めていましたが、大正の大震災後、 防災上の見地から山の周囲をコンクリートの擁壁で固められる結果になったのであります。

また、当山に伝える縁起録によれぱ

推古三年九月二十日、浅草寺観世音ご出現の先瑞として一夜のうちに涌現した霊山で、 その時金龍が舞い降り、この山を守護したことから金龍山と号するようになった。 その後、同じく推古九年夏、この地方が大干魃に見舞われた時、十一面観世音菩薩が 悲愍の眼を開き、大聖歓喜天と現れたまい、神力方便の御力をもって、 この山にお降りになり、天下萬民の苦悩をお救いあそばされた。これがこの山に尊天が 鎮座ましました起源であると記されております。

爾来、今日に至るまで千四百年、関東における尊天霊場の一つとして、その尊域を 護り継がれてきたということは、いうまでもなく、当山の尊天のご霊験があらたかである 証しであるとともに、幾多の先人たちの厚い信仰心のおかげであるということができましょう。

待乳山聖天 本龍院 パンフレットより


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