京都 鞍馬寺(くらまでら)      Kuramadera Temple    13.NOV.1999  天空仙人の神社仏閣めぐり

とら つながり

信貴山 朝護孫子寺多聞院善国寺寅薬師

鞍馬寺 鞍馬寺 仁王門
「仁王門」
NIOU-MON

鞍馬寺 紅葉 鞍馬寺
「紅葉」
MOMIJI

鞍馬寺本殿金堂 鞍馬寺 奥の院魔王殿
「鞍馬寺本殿金堂」「奥の院魔王殿」
Kuramadera TempleOKUNO-IN MAOU-DEN

鞍馬寺 鞍馬寺 あうんの虎
「絵馬」「あうんの虎」
EMAA-UN-NO-TORA

鞍馬寺 あうんの虎絵馬
「あうんの虎絵馬」
A-UN-NO-TORA-EMA
京都 鞍馬寺 禅林寺 境内図
「境内図」
山内史蹟(上図の番号と照合して下さい)

 1 仁王門 湛慶作の仁王尊像を祀る。俗界から浄域への結界。

 2 修養道場 心を磨くための法話・写経・書道・華道・茶道など。

 3 普明殿・ケーブル山門駅

 4 牛若号 V

 5 多宝塔駅

 6 多宝塔

 7 由岐神社 天慶3年(940)、鞍馬寺が御所から鎮守社として勧請した。 矢を入れて背に負う取を祀り世の平穏を祈る。

 8 川上地蔵堂 この地蔵尊は牛若丸の守り本尊であったという。

 9 義経公供養塔(東光坊跡) 牛若丸が7歳から約10年間住んだ。

10 いのち(愛と光と力の像) 鞍馬山の教えのシンボル。

11 九十九折参道 清少納言が『枕草子』の「近うて遠きもの」の中に 「くらまの九十九折といふ道」と記したのがこの道である。

12 中門 もともとは仁王門の脇にあって勅使が通った門である。

13 寝殿 大正13年(1924)、貞明皇后さま鞍馬山行啓の際の御休息所。 8月1日から修される如法写経会の道場となっている。

14 転法輪堂 1丈6尺の阿弥陀如来が鎮座し、鞍馬寺歴代と信徒各家の「酬徳尊牌」を祀る。 祖先の恩徳に感謝を捧げるお堂。

15 閼伽井護法善神社 千年ほど昔、修行中の峯延上人を襲った大蛇のうち、 雄蛇は斃されて「竹伐り会式」の由来となり、雌蛇は本尊に捧げるお香水を永遠に絶やさぬと誓いここに祀られた。ほんでんこんどう

16 本殿金堂 三尊尊天を奉安。地下は宝殿(清浄髪納髪祈願所)

17 光明心殿 護法魔王尊を祀る、護摩供を修する道場である。

18 本坊金剛寿命院 鞍馬寺寺務所、鞍馬弘教宗務本庁がある。

19 鐘楼

20 與謝野鉄幹・晶子歌碑

21 霊宝殿(鞍馬山博物館) 鞍馬山の文化財・動植物の標本を展示。

22 冬柏亭(與謝野晶子書斎) 東京の與謝野邸にあったもの。

23 息つぎの水 牛若丸が東光坊から奥の院へ兵法の修行に通う途中、この清水を汲んでのどの乾きをうるおしたと伝えられる。

24 屏風坂の地蔵堂 別名を革堂の地蔵堂ともいう。

25 背比べ石 奥州に下る牛若丸が名残りを惜しんで背丈を比べた。

26 木の根道岩盤が固く地下に根を張れない杉の根が見事なアラベスク模様を描く。 牛若丸が兵法の稽古をした所といわれる。

27 大杉権現 千年近い樹齢を保ち、「護法魔王尊影向の杉」として多くの人々の信仰を集める。 この辺一帯は大杉苑瞑想道場。

28 義経堂 源義経公を護法魔王尊の脇侍(遮那王尊)として祀る。

29 僧正が谷不動堂 杉の大樹がそびえ立ち、森厳の気が満ちるこのあたり、 謡曲の鞍馬天狗が牛若丸と出会った所である。 堂内には伝教大師が刻んだと伝えられる不動明王が安置されている。

30 奥の院魔王殿 650万年前、金星より地球の霊王として天降り地上の創造と破壊を司る護法魔王尊が奉安される。累々と石灰岩 の重なる柵内は、日本庭園の源流といわれる磐座である。

31 西門 貴船側から鞍馬山への参拝口。

32 貴船神社


鞍馬寺(くらまでら)

Kuramadera Temple

京都市左京区鞍馬本町1074

1074,Kurama-Honmachi,Sakyo-Ku,Kyoto


御利益 招福・開運


宝亀元年(770)に奈良・唐招提寺の鑑真和上の高弟鑑禎が草庵を結んで毘沙門天を安 置したのに始まると伝えられる。

延暦15年(796)藤原伊勢人が堂宇を建立し鞍馬寺と号した。


鞍馬山について

鞍馬山は、毎日を明るく正しく元気よく積極的に生き抜くための活力を、本尊である尊天 からいただくための道場である。本来、いつでもどこでも存在する尊天の活力が、特にこ の鞍馬山には満ち満ちているからである。

尊天とは、「宇宙の大霊であり大光明、大活動体」であり、私たち人間をはじめ万物を生 かし存在させてくださる宇宙生命・宇宙エネルギーであってそのはたらきは愛と光と力と なって現れる。

愛を月輪の精霊−千手観世音菩薩、光を太陽の精霊−昆沙門天王、力を大地の霊王−護法 魔王尊のお姿をあらわし、この三身を一体として「尊天」と称するのである。

「月のように美しく、太陽のように暖かく、大地のように力強く」と祈り「すべては尊天 にてまします」とお唱えするのである。

鞍馬山の信仰は、尊天を信じ、ひとりひとりが尊天の世界に近づき、ついには尊天と合一 するために、自分の霊性にめざめ自分に与えられた生命を輝かせながら、明るく正しく力 強く生きてゆくことにある。

宗派にも人種にも国境にもこだわることなく、ひとりひとりの真のめざめと、共に生かさ れている万物の調和を祈るのである。また「生活即信仰」を合い言葉に、「非行悪言を慎 み、己を完成する。真実誠心を以て、世に尽くす人となる。

尊天より御力を戴きて、強き信念に生きる」という「信仰の三カ条」を指針とし、このよ うな生き方をする人が増えて、ろうそくの灯が周囲を明るく照らすように、世界中が明る く豊かになることを理想とする。

約二億六千万年前、海底火山の隆起によおて生まれた鞍馬山には、太古より尊天の霊気が 満ちあふれており、鞍馬寺が歴史に登場するのは宝亀元年(770)のこと・・・寺伝に よれば、この年鑑真和上の高弟・鑑禎上人によって昆沙門天がまつられた。

そののち延暦15年(796)に造東寺長官の藤原伊勢人が堂塔伽藍を建立し、千手観世 音も合わせてまつられた。かくて、皇室、幕府から庶民に至るまで幅広い信仰を集めてき たが、昭和22年に鞍馬弘教が立教開宗されて、鞍馬寺はその総本山となり今日に至って いる。


鞍馬寺

奈良、唐招提寺の開山鑑真和上の高弟、鑑禎(がんちょう)上人が、宝亀(ほうき)元 年(770)、鞍を負った白馬の導きで当山に至り、毘沙門天を感得して草庵を結んだ のが始まりである。

延暦(えんりゃく)15年(796)には、藤原伊勢人(ふじわらいせんど)が王城鎮護 の道場として伽藍を造営し、爾来、衆庶の信仰を集めてきた。

現在は鞍馬弘教の総本山であり、宇宙の大霊・尊天を本尊とする信仰の浄域である。

山の精霊である天狗が住む山としても有名で、貴船へと続く参道には、豊かな大自然の中 に、牛若丸(源義経)ゆかりの「息次ぎの水」や「背比べ石」、枕草子に記された「九十 九折り」などの名勝古跡が散在し、多くの文学作品にも登場する。

「初寅大祭」や「竹伐り会式」など由緒ある年中行事も多く、春の花に始まり、夏は全山 緑に包まれ、秋は紅葉の彩り、冬は雪景色と四季折々の風情ある佇まいは、訪れる人々の 心に安らぎを与えている。

京都市 案内板より


鞍馬寺

鞍馬寺は鞍馬弘教の総本山で、宇宙の大霊(尊天)を本尊とする信仰の道場であり、山内 一帯は尊天より活力をいただくべく心浄かに祈りを捧げる浄域である。

宝亀元年(770)に鑑真和上の高弟鑑禎上人が毘沙門天を祀る草庵を結び、延暦十五年 (796)には藤原伊勢人が王城鎮護の寺として伽藍を建立、爾来、衆庶の信仰を集めて 来た。

豊かに恵まれた大自然の中に、牛若丸ゆかりの地や「九十九折」など名勝古蹟が散在し「 初寅大祭」「竹伐り会式」など年中行事も多く四季を通じて訪れる人々の心にやすらぎを 与えている。

境内 案内板より


鞍馬山・僧正が谷の天狗

●僧正が谷は木の根道が続く奥の院の大杉権現、不動堂、魔王殿の辺り一帯をさす。この 付近は古来から天狗が棲みつき出没、牛若丸(義経)はここで鞍馬の天狗をはじめ高雄・ 愛宕の天狗などから武芸を教わったと伝えられる。

●天狗は古くから山岳信仰とかかわりがあり、修験者が守護神として祀っていたが、中世 以降山伏の堕落もあり天狗を妖怪や「魔」とみなす風潮も生まれるなど、時代とともに姿 やイメージも変遷していった。本来の天狗とは、山に宿ると考えられる「精霊」で、姿を みせない神秘的存在であろう。

●鞍馬・比叡・愛宕・飯綱・白峯・大峯・大山・彦山など全国各地の霊山には天狗伝承が あり、また大天狗・小天狗・鳥天狗・木の葉天狗などの階層もつけられているが、なかで もここ鞍馬山の大天狗は「僧正坊」と呼ばれ日本各地の天狗たちの総元締めとして、また 僧正が谷は総本山ともいえる場所の一つとして語り継がれている。


謡曲「鞍馬天狗」と僧正ヶ谷

謡曲「鞍馬天狗」は、源義経幼時の武勇説話を現代物に脚色した曲である。

鞍馬山の東谷の僧が、西谷の花見の招きを受けて修行中の稚児平家の公達や牛若丸連れて 出かけたが、見知らぬ山伏が来たので気を悪くして帰ってしまった。ただ一人残っている 牛若丸の素性を知り憐れんだ山伏は諸所の花の名所を案内し「自分は大天狗である。平家 討滅の望みの達せられるように兵法の秘伝を授けよう」といい、翌日からのはげしい修業 の末、約束の如く兵法を授け再会を約して大天狗は立ち去ったという豪壮な物語である。

僧正ヶ谷は牛若丸が天狗僧正坊から武芸を習った処で、老杉高く聳(そび)え、巨根地を 這って昼なお闇く神秘感をただよわせている。

謡曲史跡保存会 案内板より


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